↑【明細行別消費税計算】:伝票毎税計算と請求時一括税計算に分けて、入力→仕訳→各帳票反映例説明
2011年度の基礎的財政収支黒字化を達成するため11年度までに2%の消費税率引上げの話がでている。
まず歳出削減が大事なのはいうまでもない。 いずれにしても消費税率引上げは時間の問題で、
その時は生活必需品と通常品・贅沢品の複数税率になるだろう。
販売管理システムでは次の事を考慮しておかなくてはいけない。
(1) 施行日前後の新旧税率自動判定
施行日前の日付伝票は旧税率、施行日後は新税率で計算しなければならないが、混在する。
(2) 商品別に税抜単価と税込単価保持
税抜138円の商品を10%の新税率税込では138+13.8=151.8円でなく150円の売価とする場合等。
(3) 伝票明細で異なる税率の商品取引
ギフトショップで果物(5%)と花(10%)を購入、どちらも税抜単価は1000円の場合の伝票毎外税は
1000円×5%+1000円×10%=50円+100円=150円
(4) 請求時一括税計算取引先の明細行税仮計算
20日締切の得意先の21日~末日までの消費税を仮計算して売掛金残高一覧表を出力したい。
また、伝票毎税計算と請求時一括税計算が混在する取引先がある場合、税込で商品別の管理資料を
出力したい。
(5) 税抜/税込試算表や決算書が出力できるような自動仕訳作成
伝票毎外税計算で掛売上1000円の場合の消費税(10%)は100円
税抜試算表では 税込試算表では
売掛金 1100 仮受消費税 100 売掛金 1100 売 上 1100
売 上 1000
販売管理業務パッケージ「ふくろう販売」では、入力から仕訳連動までシームレスに上記をクリアできるように大幅なバージョンアップをした。
主な改正点は、商品別に課税区分保持、課税区分マスターに施行日KEY保持、システム内部では明細行税計算に統一、
仕訳用税項目追加、伝票毎内税計算時の端数調整額を課税商品先頭行に加算等。
具体的なサンプルは添付ファイル参照。