今回は回収管理の最後、回収実績管理について記述する。
売掛金が約束通り支払期日に返済されず、未入金のままで残っているものを、滞留債権と言う。
この滞留債権をほおっておくと不良債権につながり、最悪の場合、相手企業が倒産して、回収不能、仮に入金してもほんのわずかの配当しか受け取れなかったりすることになる。
売掛金の残高履歴をみて滞留債権につながるものはないか、約束期日に入金しているか、支払い延期されたものはないか等チェックしていくことが大切である。
通常企業は一定の締切日に請求書発行して回収予定日に振込・手形等で入金を確認し、売掛金の消し込みを行なう。
そこで当月回収予定と回収実績を比較して未回収額があれば調査して督促できるものは督促して早期回収を図る。
一部入金ならどの売上伝票が未入金なのか調査して原因究明する。
請求締切から入金までタイムラグがあるので、その間も売上計上して債権は増加している。
月別回収予定でどれぐらい先行債権があるか把握できる。
入金遅れが頻繁なら現場の状況確認も必要になる。
長期なら場合によっては受注ストップも考慮しなければいけない。
月別滞留額でどれぐらいの遅れになっているか確認できる。
販売管理システム「ふくろう販売」では回収状況一覧表が標準で実装されている。
下記をクリックするとサンプル画面に切り替わる。
販売管理パッケージ「ふくろう販売」の回収状況一覧表の仕組み。