販売管理システム上の振込料の処理2

2009年8月19日のブログに振込手数料の事を書いた。
買掛金の振込支払で振込料が当方負担の場合、振込料は会計伝票で入力してもらうよう回答していた。
買掛金支払振込料が、先方負担は販売管理だけ、当方負担は販売管理と会計ではややこしい。
販売管理だけで完結できないかという要望で販売管理パッケージソフト「ふくろう販売」の振込料ルールを決めて修正した。

1.買掛金(10万円)支払時の振込手数料(630円)
1.1 先方負担
買掛金 100,000 / 預金 100,000
1.2 当方負担
買掛金 100,630 / 預金 100,630
振込料    630 /  買掛金  630

2.売掛金(10万円)入金時の振込手数料(630円)
2.1 先方負担
預金  100,000 / 売掛金 100,000
2.2 当方負担
預金   99,370 / 売掛金 100,000
振込料    630

上記の1.2の場合、支払入力では、
[ 振込払 100,630 ]
[ 振込料  △630 ] の2行入力し、買掛台帳にも100,630と△630の2行出力される。
100,630と△630の合計100,000円の買掛金消し込みになり、買掛残高一覧表は集計金額でよいが、買掛台帳等の取引明細には振込料含んだ金額と△振込料の2行出力されるので注意。
会計ソフトに自動仕訳転記した時には上記1.2の仕訳が作成され、買掛金元帳は借方100,630と貸方630の2行出力される。
預金出納帳は、実際に引き落とされた100,630円が出力される。

なお先方負担の場合は1.1のように振込料込みの金額で支払入力する。
[ 振込払 100,000 ]
会計ソフトに自動仕訳転記した時には上記1.1の仕訳が作成され、買掛金元帳は借方100,000が出力される。
前回のように99,370と630 (摘要に「振込料」印字) はできなくなるが、こちらの方法を標準とするようにした。

一連の画面遷移イメージはこのようになる。

今回は勘定奉行iと仕訳連動の画面サンプルを掲載した。

 

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