九州の仮設ハウス等レンタル会社がシステム導入検討中というので資料送付、その後オンラインで説明しながらデモをした。
オンラインデモは2種類あって、ひとつはID・パスワードをメールで知らせて、2週間程、弊社のサーバに24時間いつでも触ってもらうという方法、
もうひとつは、事前にネット経由のPC遠隔操作用ソフト(TeamViewer)をメール送信し、予め日時を決めておいて、こちらから電話し、説明しながら操作していくという方法である。
今迄前者をメインにしていたが、今回は後者の方で実施した。
結果的に、訪問してデモ&ヒヤリングしているのと同じ感覚で進められた。
先方はスピーカで皆に聞かせるので携帯電話にかけなおしてという事で、結局1時間40分話していたが、片道5時間1.5万円の交通費に比べれば2千円程の通話料で収まったのは文明の利器のおかげである。
今回のオンライン説明デモは、要望点のヒヤリングも同時にできるし、具体的に画面みながらの説明で理解が深まり、双方向でその場合はこうしたらよいとかのキャッチボールできたのがよかった。
顧客のソリューションを個々にあげると以下の10項目の要点にまとめられる。
1.販売品とレンタル品混在して貸出伝票入力するが、総額で値引入力するにはどうするか。
→値引商品コードを登録しておき、伝票入力時にそれを使用します。
2.見積依頼で商品無い場合、購入検討しなくてはいけないので抽出しやすいように区別できるか。
→明細行のマークにチェックしておき、見積明細表でマーク・チェックONのみ抜粋できます。
3.見積依頼で商品無い場合、他業者から借りる(Wレンタル)処理をスムーズにしたい。
→受注同時発注処理で発注伝票を再入力しないで注文書発行できます。
4.得意先別に見積残・失注分・受注分の明細(件数)を、いつでもみる事ができるか。
→見積明細表の詳細設定で見積・受注・失注の選択可能です。
5.一定期間の得意先現場別売上をみる資料はあるか。
→得意先・納入先の売上合計表等でみる事ができます。 合計集計表でみる事もできます。
6.配送・引取予定日に誰がどこへいつ行くかわかる資料は入出荷表で可能だが、運送担当者は最大6名要る。
→主要運送担当者を入力して、EXCEL出力後備考に他の担当者を入力して印刷したらカバーできます。
7.初回請求時に半額、撤去時に残り半額というような複雑な回収方法で回収予定管理ができるか。
→得意先登録で20日締切の回収方法を当月末日半額振込、6ケ月後末日半額振込等の設定が可能です。
8.早期返却時の赤伝、例えば7/8~9/末でユニットハウス貸出契約7万円が8/末に返却された場合、△1万円はどのように処理するのか。
→7/8で7万円の売上伝票(7/20の請求)入力し、伝票複写して8/31で△1万円の値引伝票入力したら9/20の請求に反映されます。
9.見積だけ作成という一元顧客も多いので、受注決まってから得意先登録するが、いちいち得意先登録しないですむ方法はないか。
→一元顧客用得意先コードで見積入力、得意先名は手入力で見積書発行。 受注で得意先登録後、見積データの得意先変更したらできます。
10.社長が経営管理のため、例えばある期間の得意先別売上前年対比の資料等を要求する。 これに迅速に応えれるようにしたい。
→売上実績で得意先・商品や担当者、その組合せ等いろいろな切り口で期間選択して出力可能です。 概況報告書も一覧で見易い資料です。
一括請求レンタル業の事例として、要望点ひとつずつの回答を レンタル業向け販売管理ソフト「ふくろうレンタル」ではこのようになるというので記載してみた。
はじめにパッケージソフトがあり、要望点をカスタマイズするというスタンスでなく、はじめに要望点やお困り事があり、パッケージソフトのカスタマイズで早く安く確実に解決していくというスタンスが、認められたら幸いである。