販売管理システム「ふくろう販売」の受注決定した顧客に基本設計書を作成して、システムの確認と同時に開発の基本仕様としてドキュメント化している。
約80個のEXCEL_BOOK×平均5~6sheetとして500ページ程のボリュームである。
顧客提出用は、その内の画面・帳票等のユーザインターフェース部分が主で100ページ程である。
基本設計書作成前に、顧客との打合せ議事録等から概要設計書を作成する。
受注前のフィット&ギャップ分析して解決法のカスタマイズ部分にフォーカスをあてた企画提案書のような物である。
この概要設計書や議事録等の資料をベースに標準基本設計書からコピーして(個別)基本設計書をカスタマイズするのだが、一から作るのではない点は「ふくろう販売」のパッケージソフトをカスタマイズするのと同様である。
また、基本設計書を顧客に提示する前に社内システム・レビューで揉んでいる。
先日も今回顧客のシステム担当者を中心にシステム会議を行なった。
ユーザニーズを把握している営業、ふくろう販売に精通している開発者と今回基本設計書を作成したシステム担当の3名でブレーンストーミングするのである。
ユーザの立場に立って、使い易くスムーズな業務処理ができて、かつ例外処理にも柔軟に対応でき、かつ内部統制に適合できるよう、知恵を出し合うのである。
ただカスタマイズしたら大概の事はできるが、仕事としてやる以上は、できるだけシンプルにコストパフォーマンスも考え、データの整合性をとりながらアイデアを出していかなくてはいけない。
先日のシステム会議の成果も、少なくなかった。
概要設計書から基本設計書に落としたシステムが使いにくかったらNGだが、使い易く、かつ開発負担もあまり変わらない結果となり、長く使ってもらえそうな感じがする。
個々の改善点は個別的で細かいので、主な項目のみ、まとめた表はここをクリックしたら見ることができる。
設計段階の改善だけでなく、システムは生き物だから、導入後も改善積み重ね企業の成長と共に良くなっていくよう心がけよう。