外貨建て入力と海外文書

経済のグローバル化に伴い、中小企業も海外直接投資をしたり、直接海外から輸入や、間接的・直接海外に輸出ケースも増えている。
進出先はアジアが多く、その半数以上が中国で、需要が旺盛で今後に期待が進出理由のトップらしい。
国内拠点の経営改革では「商品、原材料・部品などの調達体制の見直し」が最も多く実行されている。
基幹業務システムも外貨入力や海外文書の出力はもちろん、相見積入力や個別原価計算等、調達体制の見直しに柔軟に対応できるようにしていかなくてはいけない。

前回の電子部品受注生産販売会社に導入する販売管理パッケージ「ふくろう販売」ベースのカスタマイズ続きで、今回は外貨建てについて説明する。
受発注・売上・仕入入力画面に「外貨種類」「レート」「外貨金額」の項目を追加する事により即時外貨換算して登録、外貨建て取引による海外文書を発行できるようにカスタマイズした。
対応外貨は、USドル(USD)・ユーロ(EUR)・中国人民元(CHY)・日本円(JPY)である。

①海外得意先からの見積依頼→②海外仕入先へ見積依頼→③得意先へ見積書発行→④受注→⑤発注→⑥仕入先から納品→⑦得意先へ納品という流れで業務処理をするとしたら、下記のような海外文書を発行する。
①【見積入力】:
②【見積依頼入力】:
③【見積書発行】:QUOTATION(見積書)
④【受注入力】:ORDER CONFIRMATION(注文確認書)、PROFORMA INVOICE(注文請書)
⑤【発注入力】:PURCHASE ORDER(注文書)
⑥【仕入入力】
⑦【売上入力】:PACKING LIST(梱包明細書)、INVOICE(送り状)

提出先によって微妙に文書が異なる場合もあるらしいので、全てEXCELで出力し、適時編集できるようにカスタマイズした。

海外文書は英語表記でピンと来ないかも知れないが、流れの中でサンプル見ると理解が早い。

実際のサンプル画面を「ふくろう販売」でみてみるとこのようになる。

 

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