先週末に税理士向け電子申告実践セミナーをした。
このホームページの連載の体験失敗談を交えて、転ばぬ先の杖的な情報提供がこれから電子申告する人の役に立つと思い講師を引き受けた。
自分自身の還付申告を1月16日に電子申告した還付通知葉書が当日郵送されていたので、昨年とは違い2週間で還付されるという実体験のメリットも伝えることができた。
PC持ち込んでインターネットに繋ぎ関与先の電子申告をぶっつけ本番でデモもしたが、最後の送信で「電子証明書が登録されていないため、データ送信は行えません」というエラーが出た。
手順も、納税者の利用者識別番号やパスワードも間違ってないし、2時間のセミナー盛りだくさんで時間もおしてたので、通常はここで完了しますってなこといいながら、次にすすんのだが、ゴール前でノッコンした感じでスカッとしなかった。
今日この関与先を事務所から再度電子申告した時はうまくいった。
原因は送信時に関与先の利用者識別番号を設定していたのが間違いで、代理申告の場合は税理士の利用者識別番号・パスワードで送信しなければいけないということである。
関与先の.nccファイルで作業すると、送信時受付システムログイン用暗証番号入力の利用者識別番号は、関与先の番号がディフォルト表示されているので誤りやすい。
代理申告している時はシステムが自動判定し、送信時、単に利用者識別番号の入力を要求するのでなく、「税理士の利用者識別番号を入力してください」と親切な案内を表示するようにしたらよい。
これから代理電子申告する人が増える時期になるが、この種の問い合わせでヘルプデスクの電話がますます繋がり難くなり、意欲が薄れる税理士が増えないように、大きな修正でない筈だし改善するべきである。