外税と内税混在時の勘定奉行仕訳転記の注意点

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↑【020-1 勘定奉行仕訳転記】:伝票転記/日別転記等の転記種類別に、外税/内税/請求時一括税の税処理区分混在の注意点

販売管理ソフト「ふくろう販売」では、売上・仕入・入金・支払データ(以下、販売データ)から、弥生会計や勘定奉行に自動仕訳転記される。
随時処理しても未転記分のみ処理されるし、転記済の販売データを修正しても赤黒仕訳転記されるので、殆どリアルタイムで会計に反映される。
転記種類も、販売データのボリュームによって、伝票伝区毎・日伝区別・取引先伝区別・科目合計転記から選択できる。

取引先の中に、伝票毎外税/内税や請求時一括税計算が混在する場合がある。 得意先によって税処理区分は登録されているので、伝票転記や得意先転記の場合は問題ないが、日別転記や合計転記の場合、仕訳書出しで注意しなければいけないことが判明した。
例えば日別転記で、伝票外税と伝票内税が同じ伝票日付で発生した時、単純に取引金額と消費税を集計して会計に読み込ませようとするとエラーになる。
例をあげると、
①売掛金 105 売上 100  ②売掛金 105 売上 105
‘—————税   5 —————–( 税  5)

①+②
× 売掛金 210 売上 205  ○ 売掛金 210 売上 210
‘————–( 税  10) —————-( 税  10)
上の左ではなく、右のように集計結果を作成してやらなくてはいけないということである。

弥生会計の場合、取引金額は税込、税抜処理の場合は消費税セットして税区分で内税/外税判定しているので、取引金額及び消費税を単純集計して税区分を内税としておけばよかった。
勘定奉行の場合の取引金額は、税込自動計算処理として受け入れる場合は税込金額、税抜自動計算処理として受け入れる場合は、税抜金額となるため、外税と内税混在する場合は、外税を内税化して集計してやらなくてはいけない。

それでは、請求時一括税の場合はどうするか。 かなり説明が難しくなるので添付ファイル参照。

 

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