データ履歴照会

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↑【データ履歴照会の仕組み】:データ入力が本データと履歴データに更新され、どのように履歴照会されるか図解

IT内部統制でシステムに実装するべき機能として、データ履歴管理が必要である。
税法上の帳簿書類については、電子帳簿保存法が1998年7月から施行されているが、コンピュータに記録したデータを訂正・削除した場合や入力もれを追加した場合には、その事実や内容を確認できるシステムが必須要件となっている。
(余談になるが、税務経理協会から「電子帳簿保存法とロータス1-2-3経理の仕組み」を筆者が書き、日本で最初に同会計ソフトで承認申請許可された。)
同様の趣旨から会計データだけでなく、その基となる販売管理データも、いつ誰がどのように改ざんしたか検証できるようになっていなくては、内部統制対応とはいえないだろう。
以下に販売管理ソフト「ふくろう販売」の売上履歴照会のサンプルを掲載する。(画像をクリックすると拡大画像が現れます)
他に受注・発注・仕入・入金・支払・入出庫データも同様に履歴照会可能である。

1.売上データの修正をする。

2.売上データの削除をする。

3.売上履歴データ照会で調査したいデータを検索する。


削除列に■マークが付いているのは、削除されて本データには無い履歴データのことである。

4.最新の内容が表示される。 この例は削除した内容が表示されている。
5/31の16:48:35に営業マンAが削除した。

5.下の<ボタンでひとつ前の履歴を照会。 この例は修正した内容が修正担当者と更新日時とともに表示されている。
5/31の16:43:45に入力担当者が修正した。

6.さらに<<ボタンで最初に新規登録した履歴を照会。 この例は新規登録した内容である。
5/10の17:24:15に管理者が新規登録した。

 

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